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pure love

第6章 友情?

はぁー…

無意識にまたため息が零れる。


「なんか…元気ないね」

「あー…」

凛には知られるんだろうな。

てか、知ってるかもしれない。


夏休みの終わり、俺はまた入院する事になっていた。

検査のための入院。

でも、こんな体調悪かったら、それだけの入院では済まないかもしれない。


「夏休みの終わりにさ、また入院」

「そっかぁ、またお見舞い行くね」

「いいよ、検査入院だし」

ホントは凛の見舞いが楽しみで仕方ない。

凛に会えない1週間なんて、耐えられないかもしれない。

なのに、突っぱねるバカな俺。

自業自得なのに項垂れる。


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