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pure love

第6章 友情?

1週間の入院予定がかなりオーバーし、ようやく退院出来た時には学校はもう夏休みに入っていた。


「あっちー…」

部活の生徒で賑わう学校。

でも、図書室に他の生徒の姿はない。


退院してから数日後、

俺は、入院してた間のノートを凛に写させてもらっていた。


「大丈夫? すごい汗…」

ポケットから取り出したハンカチで、俺の汗を拭ってくれる凛。

…洗剤の香り?

香水とは違う…フワッと漂うその香りが心地良い。


「エアコン効いてるのに、そんなに暑いの?」


省エネのため、エアコンはあまりキツくない。

でも、そのせいでこんなに暑いんじゃない。

退院してからも、ずっと微熱が続き、とにかくやたら身体が熱かった。


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