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pure love

第6章 友情?

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

制服のズボンのポケットに入れてた携帯が、軽快な音楽を奏でる。

画面は、奏からの着信を報せていた。


(こんな時に……)

多分もうじき薬が効いて楽になる。

もう少し休めば…

そう思うのに、俺は縋るように通話ボタンを押していたんだ。


『れーん、宿題写させろ』

電話口の奏の呑気な声。

てか、そんな電話かよ⁈


「はっ…やだ、ね…っ…」

平静を装って言ったのに、

『蓮? 何か苦しそうだな?』

簡単に見破られる。


「そんな…っ…事っ」

『てか、今どこ?』


このまま奏を頼りたい気持ちと、

病気の事を誰にも知られたくない気持ち…

発作に苦しみながら、俺の頭の中は答えを見つけられずにいた。


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