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pure love

第10章 願い

俺と凛にそんな思い出の場所があるとしたら、凛を初めて意識したこの宿泊所だと思う。


「あ…んっ、やぁっ…」


あの時は、振り返った凛の唇と触れ合っただけで真っ赤になってた。

まさか、その凛と ”こんな事” する仲になるなんて、思ってもいなかったな。


「れ、んっ…ぁっ…気持ち、いい?」

俺の上に跨り、腰を沈める凛。


「ん…気持ちい……腰、使って……」

「うん…っあ、んンッ」


俺の上で妖艶に舞う凛の裸は、電気を消した室内でも眩しいくらいに白い。


「ああっ、蓮っ、好き!」


激しく揺らめく二つの膨らみの天辺で、食べ頃に熟れた赤い実。

身体を起こして口を近付ける。


「はぁ…れ、ん…」

期待に満ちた濡れた瞳に見つめられながら、その実を口に含んだ。


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