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pure love

第11章 【最終章】未来 〜side 凛〜

「だって…っ気持ちいい…んンッ…幸せ、なの! 蓮の熱を感じられて、幸せなの!」

言いながらも、蓮を求めて身体は止まらない。

キツく閉じた瞳から、堪え切れない涙が零れ落ちた。


「相変わらず、凛はエッチの時は素直で甘えただな」

ゆっくりと上半身を起こした蓮が、私の身体をギュッと抱き締める。

幸せに包まれて、涙が余計に止められない。


「こんなに大好き同士なんだから、明日にでも ”高杉 凛” になったって問題ないよな?」

「え⁉︎ 」


熱に浮かされる頭が痺れる。

─────夢、じゃないよね?

妄想でも、ドッキリでも、ないよね?


それって、

プロポーズ…だよね⁈



「顔真っ赤。俺の勝ち?」
 

懐かしい笑顔で、懐かしい事を言う蓮。

うん、もう完全に私の完敗!


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