テキストサイズ

pure love

第13章 短編・番外編【第二章・約束】

想像以上のゲスト。

披露宴会場の半分以上を埋め尽くすのは、凛の家側のゲスト。

しかもそのメンツが…かなり…スゴイ。

俺みたいな一般人がお目に掛かる機会なんか普通ないような……

そんな人たちとこれから付き合いが始まるのかと思うと……結構胃に来る。


デカイ病院だもんな、その家柄が伝わる。



あー…

俺って実はあがり症なのかもしれない。

ドキドキ、ドキドキ…

朝からずっと、心臓が忙しい。

昔の俺なら、発作を起こして倒れていたかもな。


高砂で、思わず胸を押さえた俺に、

「大丈夫?」

隣から優しい声が掛けられる。

顔を上げれば、

「─────…っ」

息を飲むほどに、綺麗な俺の花嫁。

余計にドキドキする。


「蓮?」

「ん。大丈夫」

心配顔の凛にそう返すけど、緊張から笑顔が引き攣る。


ていうか…

ドレスって露出多くないか⁉︎

男共にサービスし過ぎじゃないか⁉︎


ストーリーメニュー

TOPTOPへ