神様の独り言
第6章 神様は罪を許し歌う
酒女の悪臭に…道子は、顔を背ける
しかし、
昨日から…ハキが帰って来てないが、酒女には、ど〜でもいい事らしく―――――…
道子は、ため息しか出なかった―――――――――…
「―――――――…皆さん…こんばんは」
リハビリのソファに座ると…道子は、客に挨拶をした―――――――――…
すると、談笑は止まり―――…
客の全員がソファに座る道子に視線を移した―――――…
「今日は…私のワガママで皆様をここに集めてもらいました―――――…」
「いぇ―――――…
ワガママだなんて―――…」
「そうですよ!あなた様に呼ばれるなんて―――…夢のようです」
客は…道子の声にすでに逆らえなくなっていた―――…
揺るぎない道子の力は…
客を一瞬で虜にした――――…