神様の独り言
第7章 迷羊は知識を拾う
犬達は…腐り…ボロボロになるハキをヨダレのたっぷり付いた舌でなで回す!!
あの時…犬に犯された記憶がフラッシュバックしハキを苦しめる!!
汚く…腐れた自分なんか…
幸せの香りに包まれて良い訳がない…
ハキの…奥にある――――…
恐怖や諦め…自分の体の汚れは…
あの二人から、解放されたとしても…
一生…着いてくる…
ハキは……
自分の本来の姿を見た気がした…
道子……ごめん…
ごめんなさい―――――…
―――――――――…
「―――――――う゛ぁ…ぐ」
最悪な目覚めだった――――…
ハキは、部屋の隅で目を覚ました…