神様の独り言
第8章 神様は愛を理解する
激しく繋がった訳でもないが…
二人は満足し――――…
絶頂を迎えた…
そして、フカフカのベッドに包まれ…
眠った――――――…
夢を見ている見たいな…
現実で微睡んでいるような…
そんな感覚に…
道子は幸せを感じていた…
そして…抱き締められる腕の強さに―――――…
胸の奥が…キュンキュンと…痛みを訴える…
苦しい……?いや…苦しくない…
不思議な感覚に…道子は、時折薄目を開ける――――…
だが…そこには…薄いハキの胸があるだけで――――…
何もない…
痛い……痛くない…
離れる?……離れたくない…
年下の…
ましてや、先日この世に認知された生まれたてのハキの腕のなかで…
道子は、不思議なフワフワ…モヤモヤ…した気持ちを味わう…
“幸せ…”とは、また違う…何か…