神様の独り言
第8章 神様は愛を理解する
「あい……してる?」
道子は、口に出して…ハッと我に返る…
もちろんハキには、聞こえない…
だが…その一言で……
道子の顔は真っ赤になり…落ち着いた体は――――…
火照りを呼び覚ます―――…
「―――――――?」
体の熱さにハキの腕が気がつき…道子の顔を覗いて…首を傾ける――――――…
「////なんでもない…」
「あ゛〜が?」
道子は、これ以上顔を覗かれないように…
ハキの胸に顔を埋め…目を閉じた――――――――…
『道子――――――…
好きだよ―――…愛してる』
ハキは、笑いながら指を動かすが…
道子は、ハキの胸に顔を埋めたまま……
二人の…関係が――――…
違うものへと変わる……
大事な夜となったのは…
確か――――――――…