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神様の独り言

第9章 迷羊は神を知る


心配した酒井から何度もメールが届いたが…


“大丈夫です!まだ事故ってません!”



と、助手席でハキが酒井にメールを返信し続けた…




爾志音古村に入る頃には…酒井も諦めたのか…



『道子様をよろしくお願いいたします』



と、返信があった――――…




道子は、車を降りると―――…



村の風景とは一風変わった建物を見上げた――――…




時田 大樹……



望みがあるのなら…全て手放してもいい…










平和に暮らしたい…





願いはそれだけ――――…






道子に…とって…



ささやかな…願い…





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