神様の独り言
第10章 迷羊は神の影を知る
一度の失敗であきらめ切れない和義は…
この地に…別途を建て…
頻繁にこの村に訪れた……
巫女を見つけるために―――…
その時すでに…和義は……69歳となっていた…
『――――…養子の子は…どうなったんですか?』
「生きておるよ…
完全に脳は死ななかったからな…
いつか駒として使えるやもと……
大事に育てていたと…聞いておる…」
老婆は、ケッと面白く無さそうに顔を空から外した…
『――――…当時…巫女は和義から逃げていたのですか?』
「―――時代も時代だったしのぉ…変な力があるってだけで…ここ以外では生きずらい、巫女はこの村だけで大事にされ――――…他の集落では、秘密にしとった…」
意図的に…村人に紛れ…正体を知られないように……
巫女はひっそり受け継がれてきていたらしい―――――…
が…いつの日か…和義に巫女の正体がバレ―――――…
巫女は…
和義に無理やり――――…
拉致され…
別荘に…監禁され――――…
身籠るまで…
犯され続けた――――…