神様の独り言
第12章 神様は迷羊に救われる
「きぃギャアアアアアアアア!!いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜――――――――――――――――――……
…道子様…道子…さま…
母の愛を…貴女に捧げます…
あぁ…あぁ…和義さんの…愛しい道子――――――…愛しています…愛しています――――――――――――――この耳も…目も…口も…心臓も――――――――――――…貴女を愛し…捧げます―――――――…」
車に…乗り込む手前…
ハキの…一撃で―――――…
唸る道子の力強いパワーに…
一瞬に取り込まれた…泉は……
「嫌だ…嫌だ」と「愛しています…愛しています」の、ぐちゃぐちゃな感情のまま…
足元にあった…石を拾うと―――――…
目から順に……潰し始めた!
「ギャアアアアア――――――――――――――う゛あがい!!!痛い――――――――――――――愛しています!!ああがあああぁ!!」