テキストサイズ

神様の独り言

第5章 神様は朝日を掴む


聞こえなかったのか…



と、ホッとしていたら――――…




不意に少年が道子の存在に気がついた!!




慌てて…後退りしつつ…耳を手で隠す仕草をした少年に――――――…



道子は…すぐに悟った―――…





この無造作に伸びた髪は…


耳の…何かしらのコンプレックスを隠すためだったのだと――――――――…








そして、何も話さないまま…




道子は、少年とその場で別れる…





だが――――――…



少年の口元や…チラッと見えた瞳から…




また…来るだろうと…推測出来た…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ