神様の独り言
第5章 神様は朝日を掴む
しかし――――…
それから間もなく…少年は道子の前に姿を表さなくなった―――――――――…
少年が朝日を見に来るのは…毎日じゃなかったし…気にはならなかったが…
さすがに…5日も…姿を見ていないと…
言い知れぬ不安が…道子を襲う――――――…
と…そんな時……
高台の公園に来たのは…
「――――――ここでいつもハキと会っていたのは…君か?」
ベンチに座る道子の目の前にいたのは…
―――――――ハキに…体を売るよう…仕向けた人物…
「――――――…」
道子は、金男の出方を観察する…
声を出さず…様子を見ることにする…
すると…金男は、道子を見てニヤニヤし始める…