神様の独り言
第6章 神様は罪を許し歌う
細かい事を話した段階で…
他の使用人から朝食の準備が出来たと知らせが入る…
『ハキ様を起こしてきますか?』
酒井が気をきかせたが、道子は、自分で行くと……席を立った――――――…
部屋に戻ると…
広いベッドでポツンと…一点を見つめ固まるハキの姿があった―――――…
「おはよう…ハキ…、よく眠れた?」
道子は、ハキが気がつく様に…部屋の電気を二回点灯させた――――――…
部屋の明るさに敏感に反応したハキは、扉の前で微笑む道子に……
不安そうな顔で…苦笑いをする…