
*恋愛ポエム集*
第41章 夜
辺りは真っ暗。
ふと見上げれば
空は黒く染まっていて
きらきらと輝く星が
散りばめられている。
私が今いるのは。
とても静かな世界。
私は
この静けさが嫌いだ。
何故なら。
寂しくなるから。
…会いたくなるから。
大切な人に
会いたくなるから。
こんなに綺麗な星空を
貴方と見たかった。
どうして貴方が隣にいないのか
ふと考えてしまう。
考えたって無駄なのにね。
心の中で自分を嘲笑う。
嗚呼
独りは
やっぱり寂しいものだね。
そして私はまた
こんな静かな世界で
小さく呟くの。
「ねぇ…」
「貴方に会いたいです…」
~Fin~
