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星光学園物語 -性行為認知校の実情-

第3章 心配と狂乱の堕落

「今日はありがとうございました」


 近藤君は校舎の外まで私を見送りに来てくれた。
 ちゃんと身体を拭いてくれ、優しく服を着せてくれた。
 私が近藤君とのセックスに夢中になっている間に行為を終えたらしい富子さんの姿はもうなくなっていたから今は一人だ。


 私は超えてはいけない一線を越えてしまった後悔にも勝る何かを感じていた。
 恋愛感情にも似た物だと思う。
 ただそれとは少し違う何か。


 それがなんなのかは分からない。
 ただ、私はまたここに来てしまう。


「また来てもいいかしら?」
「いつでもお待ちしています」


 近藤君は礼儀正しくお辞儀をして私を送り出してくれた。

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