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僕はもう君を抱けない

第4章 今宵は嵐の予感

「えー、鍵返しに来たのよ!それじゃあ…って何?彼女?」

うわ、最悪

華緒梨が美憂ちゃんに気づいてしまい、全身を舐めまわすかのように見ている。

修羅場にならないことを…

いや、俺が生きていることを祈る。

「…華緒梨、もういいだろ?美憂ちゃん困ってるだろ?」

「美憂さん、あなた…」

あーもうダメだ、品定めされたら…

この世の終わり

俺が華緒梨に見せた女はたくさんいるが誰1人として

認められた人はいない

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