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僕はもう君を抱けない

第5章 華緒梨のための第一歩

「…。」

俺の頭の中は真っ白だった。

リスクが大きい

もし、気絶なんてしてしまったら…

そんなことを考えるとOK言えるわけない

ーーーガラガラーーー

「…雨戸さん、おはようございます。」

「あぁ、美憂ちゃん。おはよ。」

「華緒梨、リスクが大きいことはわかっているよな?」

「もちろんよ、わかった上で言っている。美憂ちゃん、ごめんなさいね。また後で出直してもらえる?」

「あ、はい。」

美憂ちゃんをこれ以上巻き込む訳にはいかない

これは家族の問題だから

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