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僕はもう君を抱けない

第6章 愛って何ですか?

「ありがとうございました。」

「お大事に。もう刺されちゃいけませんよ(笑)」

看護師さんに笑いながら送り出され、病院を出た。

病院を出たところのベンチに1人の女の子が座っていた。

あれ…?

「美憂ちゃん?」

「あ、こんにちは。退院おめでとうございます。」

「ありがと、ちょっと話さない?」

俺たちはとりあえずタクシーに乗って家に向かった。

「ごめん、すぐカバン置いてくるから。」

タクシーに美憂ちゃんを残してマンションのエレベーターのボタンを押した。

思っていたよりも早く来て、俺は急いで乗って5階のボタンを押して扉を閉めた。

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