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僕はもう君を抱けない

第6章 愛って何ですか?

人に笑いかけたりするのは俺の苦手分野

だからきっと無表情に見えただろう。

そうやって今までたくさんの人を泣かせてしまった。

最低だろ?俺。

でも、美憂だけは違ったんだ。

俺のことを普通に受け止めてくれた

むしろ、優しくしてくれた。

そこに惚れたのかもな。

時計はもう6を指していた。

美憂はもう帰るというので送って行こうとすると

「友達と待ち合わせしてるから、大丈夫。」

と言われ、エレベーターの下まで送った

彼女の姿が見えなくなるまで

エレベーターには乗らなかった

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