テキストサイズ

あなたに溺れさせて

第2章 私の恋

部屋に戻りベッドにダイブした。

来月から…私がトップ?

しかも、都姫と結婚?

といいますか…都姫って何歳なの?

そんなことも知らないんだ、私。

…なんか、ムカつく。

昨日知り合ったばかりとはいえ都姫は私のことをなんでも知っているかのような口ぶりだ。

「…聞いてみよっかな?」

ベッドから上半身を起こし降りてドアへ向かう

「誰に何を聞くの?」

「み、都姫!いつからそこにいたのよ」

ドアとは反対方向にあるクローゼットの前に無表情で立っている都姫。

「最初からかなー?」

「そう…そんな前からいたの。声を掛けてくれたら良かったのに。」

「…ごめん。」

都姫は私の前まで来てただ深々と謝った。

ねぇ、あなたはいつから知ってたの?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ