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あなたに溺れさせて

第2章 私の恋

いつから私の夜の相手になることを知ってたのよ…

それでどうして引き受けてくれたの?

やっぱりお金のため?

「お父様を説得することが出来ず申し訳ありませんでした。」

「頭を上げて、私は何も怒らないから…。それよりちょっと、寝るから出て行ってもらえる?」

「…失礼します。」

ーーーバタンーーー

ドアがしまった途端に私の中で何かが切れた

「うっ…ふ…っ…。」

涙が溢れ出してくる

まるで滝のように?(笑)

「…私にはもう、自由なんてないの?」

それしか言えなかった。

来月からとは言ってももう一週間もすれば月が変わる

つまり、私に残された時間はあと、一週間。

それをどう過ごすのか…

「私次第」

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