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あなたに溺れさせて

第2章 私の恋

「だーかーら!先に都姫が入ってよ、風邪引いちゃうでしょ?」

「いいや、悠葵が入るべき!初めに入るって言い出したの、悠葵でしょ?」

これを、かれこれ30分続けてる

バカでしょ…どっちかが入ればいい話だし

もうお風呂冷めちゃうよ。

「お嬢様の命令よ、入りなさい!」

「…ちぇ、やだよ〜。」

なんだ、こいつはお嬢様に向かって舌打ちか?

いい度胸してるじゃないか!

「もー入ってよ!風邪引くよ、いいの?」

「悠葵が入ったら入るよ!あ、それか…一緒に入ったらいいんじゃない?」

「はぁー?何言ってるの!ダメよ、そんなの許さないからね?」

何を考えているかと思えば一緒に入る?ふざけるな!

誰があんたなんかと…。

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