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不器用なくちびる

第17章 君と

あぁ…やっと、
橘くんのものになれるんだね。
ずっとずっと思ってた。
愛する人と繋がりたいって。
こんな私でもそれが叶う…

橘くんは私をまた抱っこすると
部屋の割に大きなセミダブルのベッドに
そっと寝かせてくれた。
それでも180cm以上ある大きな橘くん
と2人で寝るとかなり狭い。


「いつか旅行した時は、
でっかいベッドでしような。
…ってごめん…
まだ一回もしてないのに…(笑)
俺、なんか今日せっかちだな///」


「そうだね、プロポーズもして
もらったし…(笑)」


「それについては
謝まるつもり無いから。」


ズキューン!

私がハートを撃ち抜かれてる間にも
くちびるとくちびるがまた優しく
触れあった。
でもそれはほんの一瞬で、
すぐに激しい動きへと変わっていく…
…橘くん………

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