不器用なくちびる
第26章 【橘 24才】
栞にならできる…
「この子は本当にいろんな人に支えられ
祝福されて…幸せだよな。
俺たちだってそうだ。
人生、乗り越えられないことなんて
無いんだよな。
誰にだってやり直せる可能性がある…
この子も栞に似て、優しくて強い子に
育ってくれるといいな…」
「…優しいのは稜くんだよ?
もっといじめてくれても
いいくらい(笑)」
そう言って栞はいたずらに笑う。
「じゃあ…今夜辺り…
ネットで調べたんだよ。
もう安定期に入ったから
いろいろ工夫してヤ…」
「エッチ…!///」
楽しそうな二人の会話を聞いている
椅子の背には、
永遠の愛と友情の象徴であるアイビーの
飾り彫刻が施されていた。
✳︎橘 24才 完✳︎
「この子は本当にいろんな人に支えられ
祝福されて…幸せだよな。
俺たちだってそうだ。
人生、乗り越えられないことなんて
無いんだよな。
誰にだってやり直せる可能性がある…
この子も栞に似て、優しくて強い子に
育ってくれるといいな…」
「…優しいのは稜くんだよ?
もっといじめてくれても
いいくらい(笑)」
そう言って栞はいたずらに笑う。
「じゃあ…今夜辺り…
ネットで調べたんだよ。
もう安定期に入ったから
いろいろ工夫してヤ…」
「エッチ…!///」
楽しそうな二人の会話を聞いている
椅子の背には、
永遠の愛と友情の象徴であるアイビーの
飾り彫刻が施されていた。
✳︎橘 24才 完✳︎