不器用なくちびる
第19章 【椎名 12才】
「吉井〜ゲーセン行こうぜ。」
「あ〜俺、今日は妹頼まれてるから…」
あっ、吉井マジで帰りやがった。
っていうか俺だって
美優のこと頼まれてんだけど…
『椎名どうする〜?』
「○○モールのゲーセンにするか。
適当に美優遊ばせておけるし。」
………………………………
…………………………
…………………
…………
「キャーッ!誰かっ!…女の子が…っ」
「おい!だめだ、君!入るな!
警察を呼んであるから!
見るんじゃない!!!」
「………美優………?」
………………………………
…………………………
…………………
…………
「お…前がっ…!お前が美優を…っ」
「美優…美優…」
「美優を返して…!」
「吉井さんのところは
あんなにいいお兄ちゃんなのに…」
「なんでお前じゃなくて美優が…」
「あ〜俺、今日は妹頼まれてるから…」
あっ、吉井マジで帰りやがった。
っていうか俺だって
美優のこと頼まれてんだけど…
『椎名どうする〜?』
「○○モールのゲーセンにするか。
適当に美優遊ばせておけるし。」
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「キャーッ!誰かっ!…女の子が…っ」
「おい!だめだ、君!入るな!
警察を呼んであるから!
見るんじゃない!!!」
「………美優………?」
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「お…前がっ…!お前が美優を…っ」
「美優…美優…」
「美優を返して…!」
「吉井さんのところは
あんなにいいお兄ちゃんなのに…」
「なんでお前じゃなくて美優が…」