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溺れる愛

第10章 距離





(普段はいつも私が意地悪されてるし…)



そう思って、べーっと舌を出して知らん顔をすると
那津は少しだけ口角を上げて



“覚えてろよ”



と口パクで言ったのがハッキリわかった。



『知らないよーだ』


またべーっと舌を出して言い返してから
自分も客に呼ばれて仕事を始める。




こうして那津との海で過ごす3日間が幕を開けた。



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