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忘れた頃に…

第15章 痛いのはどっち…



主人は運転しながら、独り言の様に喋り続ける私を笑った。

「少しは紛れるかと思って…」

”これは、今日の約束の友達は疲れるぞ。”

「今日は断る…」

”痛み止め飲めば?ドタキャンは可哀想じゃね?”

主人の優しさに効く、痛み止めはない。


でも、ごめんなさい。


彼に会いたい。


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