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忘れた頃に…

第3章 聞こえない…


高校進学の前に、幸に呼び出された。

”もう、ともの右側にいてあげられなくなる。”

「うん。今までありがとう。高校へ行ったらね、思いきって耳の事…聞こえない時もあるって話そうとおもってるの。」

幸は、笑顔で

”とも、ずっと友達だからね。強くなりな!”

そう言って、県外の高校へ進学の為に引っ越して行った。

それっきり、幸には会っていない。

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