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忘れた頃に…

第16章 違います。とは…



”そうでしたか。
それでは、お決まりになりましたら声を掛けて下さい。”

そう言って、ウェイターさんは席を離れた。

向かいの席では、彼が笑いをこらえている。

軽く睨みながら聞いた。

「何?」

『何でもないよ。奥様。(笑)(笑)』

「違います!って言って良かったの?」

『そうじゃないけどね、奥様って言われた時のともちゃんの顔がね…(笑)(笑)(笑)』

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