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忘れた頃に…

第22章 真琴の秘密…



こんなに泣く真琴を見るのも、こんなにも弱々しく見えたのも初めてだった。

”どうしようもなくてね。”

「強引に誘われた?」

”ううん。”みんな真琴の事待ってるから、もう行きな!”って言われたんだけど、なんだか離れたくなかったの。”

ティッシュで涙を拭きながら続けた。

”大丈夫。私がいなくても盛り上がるでしょ!って言ったら、”じゃぁ、俺と一緒にいて。”って…で、そのまま…”

「好きなんだね。」


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