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忘れた頃に…

第22章 真琴の秘密…


”その後、飲みすぎたからって二次会へは行かないって言うから、タクシー乗り場まで送ったんだけど…”

「もしかして…そのまま?」

”そう…私、最低だよね。”

そう言って、声をあげて泣き出した。

「真琴…」

抱き締める事しか出来なかった。

あの時、真琴がしてくれたように。

泣き止むまで…落ち着くまで、抱き締めたまま背中を撫でた。

真琴が私にしてくれたように。

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