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忘れた頃に…

第29章 嫌いなの?



『もしもし~。』

穏やかな優しい声。

急に緊張してきた。

「友夏です。今、話せるかな?」

『大丈夫だよ。
ともちゃんさぁ、電話だとなんか…可愛くなるよね。』

「電話だけじゃないと思いますけど?」

平静を装い答えてみたが、自分でも顔が赤くなっているのがわかる位、ドキドキしてしまう。

面白がっているとしか思えない。

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