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忘れた頃に…

第29章 嫌いなの?



外で電話をしていて、本当に良かったと思った。

取り敢えず集合場所と時間を伝えて、電話を切った。

ドキドキと、顔の赤みが引けるまでは家に入る事が出来ず、しばらくぼんやりしていた。

そうは言ってもいつまでも外にいるわけにもいかず、一泊二日の荷物を片付け、翌日からの主人の出張の支度をする事にした。


「なんでお盆中に出張なの?」

”会社に聞いてみて!”

それもそうだ。


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