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忘れた頃に…

第5章 同級会


私とマッチョの間に座ろうとするかなちゃんに

『邪魔すんな!お前はあっち。』

と、私の左側に座るように促す。

”ともちゃん…”

「かなちゃん!久しぶりだね!元気だった?」

私は何も気にしてません!と言わんばかりに、明るく声をかけた。

つまらないプライドってやつ。

かなちゃんは、本当に化粧が剥げてしまうのではないかと思うほど、”ごめんね””本当にごめんね”と繰り返しながら、泣いた。

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