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忘れた頃に…

第36章 1kmダッシュ?…



『しょうがねぇなぁ!』

ぎゅっ!

えっ?

『もうちょっと頑張って!!』

手を握られ…と言うより、捕まれ引っ張られた。

誰かに見られたらとドキドキするよりも、転びそうでヒヤヒヤする方が大きい。

それでも嬉しく、披露宴で感じていた罪悪感もすっかり消えていた。

二次会会場に着いたときには、手を離さなくてはならない事が残念だとさえ思っている自分がいた。

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