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忘れた頃に…

第39章 2人だけの…



電話に出ないと変に思われるが、それでも離れたくないと思った。

『電話出ないの?』

「あ…うん、出る。」

彼が離れた背中が寒く感じる。

「もしもし、真琴?」

”ともちん、みんな待ってるよ!って言うか、どうした?何された?”

「何にも!
誰も片付けに残ってくれないんだもん。
ビデオカメラとかホテルまで持ってきたの。」

”いちゃつきながらケーキ食べてたから、2人だけで三次会かと思ったよ!(笑)”

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