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忘れた頃に…

第42章 寄り道



『友夏…』

「ごめん。…何でもない…」

離れようとする私に、

『お願い。離れないで。』

それだけ言って、苦しい位に抱き締めてくれた。


…抱き締めてくれた?…

私はそれを望んでいたのか?

何も望んではいない!

そう言ったのは嘘だったのか?

何も考えられない…

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