忘れた頃に…
第51章 私、悪くないもん…
パンが焼き上がるまで放っておいた携帯電話は、大変な事になっていた。
真琴から4件の着信。
あっくんからは2件のメール。
マッチョからもメールが届いていた。
あっくんからのメールは、
”何があったのか知らないけど、電話出ろよ!”
”いい加減にしろよ!真琴が心配してるぞ。”
私を責めるだけのメールだった。
真琴から何を聞いたのかは知らないが、あっくんに一方的に責められる覚えはない。
パンを焼いていただけで、電話に出られなかったと言うだけ。
私、悪くないもん…