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忘れた頃に…

第10章 鋭い…


「やだ!何言ってんの?」

焦りで声が裏返った。

”やっぱりね!図星って、顔に書いてある。
で?どうすんの?”

「だから、違うってば。止めてよ。」

完全に泣き声になっているのはわかったが、認めてしまう訳にはいかないと思った。

泣かすって、この事だったのか…

”認めちゃえ。大丈夫だから。”

真琴に抱き締められ、ただただ泣いた。

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