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忘れた頃に…

第12章 会いたかっただけ…



窓を爪で弾く音。

車の横には、少しだけ困った顔の彼がいた。

あわてて涙を拭い、少しだけ窓を開けた。


「どうしたの?」

『何となく…なんで泣いてるの?』

「何言ってんの?泣いてないから。」

『友夏の嘘つき。って、俺もか?(笑)』

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