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忘れた頃に…

第12章 会いたかっただけ…



「嘘なんてついてないもん。」

完全な鼻声。

それよりも、いつもと違う呼び方にドキドキしていた。

嬉しかった。

『ともちゃんは泣き虫さんで、嘘つきさんなんだね。(笑)』

「泣き虫さんとか嘘つきさんとか…幼稚園児みたいに言わないで。(笑)」

『やっと笑った。』

笑われた…と言う事よりも、呼び方が元に戻っている事が切なかった。

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