新章イケメン大奥〜逆ハーレムの世界
第11章 緒形の診察室〜午前編〜
さて、次は…
と思った時にはすでに
部屋の中にいた麻兎に緒形は驚いた。
「これは麻兎殿…驚きましたよ。」
「…報酬は菓子…
緒形殿も変わったことをするんだな。」
「ええ…麻兎殿のお話もよろしければ
聞いて差し上げますよ。
抱え込むことは良くありません。」
「一度だけ抱いた女なんかに骨抜き
にされる様な馬鹿な男だけには
なりたく無かったが…
気が付いたら、その女の為なら命さえ
惜しくないと思う様になっていた。
アイツは俺が想っているほど俺のこと
を想ってなどいなかったのに…
正直、側にいて他の男に触れられる
ところなんかは見たくない。
だがアイツを護る為には
側を離れる訳にもいかない…」
「辛いお立場ですね…
貴方への処方箋はこちらです。
麻兎殿はあのお方をご自分だけの物
にすることと、お命を護ることと
どちらか一つしか叶えられないなら
どちらを選びますか?
愛する人を自分だけの物にできるなら
手段は選ばないという殿方は多い。
しかし私の見るところ…
麻兎殿は何に替えてでも愛する人を
護り抜く選択をできる方だと
お見受けしました。
お辛いですが、自分の信念を貫く
という生き方もございます。
それにどんなに難しい立場で
あっても所詮男と女です。
今は添い遂げるのは難しいとしても…
お近くにいれば何かが
変わるかもしれません。」
「ククク…そうだな。
何があってもアイツだけは俺は護る。
迷ってる暇はない。…世話になった。」
自嘲気味に笑うと麻兎は去って行った。
と思った時にはすでに
部屋の中にいた麻兎に緒形は驚いた。
「これは麻兎殿…驚きましたよ。」
「…報酬は菓子…
緒形殿も変わったことをするんだな。」
「ええ…麻兎殿のお話もよろしければ
聞いて差し上げますよ。
抱え込むことは良くありません。」
「一度だけ抱いた女なんかに骨抜き
にされる様な馬鹿な男だけには
なりたく無かったが…
気が付いたら、その女の為なら命さえ
惜しくないと思う様になっていた。
アイツは俺が想っているほど俺のこと
を想ってなどいなかったのに…
正直、側にいて他の男に触れられる
ところなんかは見たくない。
だがアイツを護る為には
側を離れる訳にもいかない…」
「辛いお立場ですね…
貴方への処方箋はこちらです。
麻兎殿はあのお方をご自分だけの物
にすることと、お命を護ることと
どちらか一つしか叶えられないなら
どちらを選びますか?
愛する人を自分だけの物にできるなら
手段は選ばないという殿方は多い。
しかし私の見るところ…
麻兎殿は何に替えてでも愛する人を
護り抜く選択をできる方だと
お見受けしました。
お辛いですが、自分の信念を貫く
という生き方もございます。
それにどんなに難しい立場で
あっても所詮男と女です。
今は添い遂げるのは難しいとしても…
お近くにいれば何かが
変わるかもしれません。」
「ククク…そうだな。
何があってもアイツだけは俺は護る。
迷ってる暇はない。…世話になった。」
自嘲気味に笑うと麻兎は去って行った。