テキストサイズ

百合短編集

第1章 絵を書いて

騒がしい教室の中彼女だけは静かに席に着き何やら絵を書いていた

周りの女子は色鮮やかな髪色をしキラキラと着飾り輝いている中彼女は清楚な黒髪を控えめに束ね艶やかに潜んでいた

そんな彼女の名前は「佐竹」




キーンコーンカーンコーン…
チャイムが校舎に鳴り響くと佐竹は席を立ち教室を出た


「こんな日に限って美術なんてっ」

佐竹は早足で美術室へ向かった

片手には締め切り直前の原稿だった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ