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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第3章 初夜。

 役目を無事に果たした後、思い切って美奈恵に告白してみるのも良いのではと彼は考えていた。
 しかし、肝心の彼の〝姫〟はキスしただけで猛烈に怒りまくり、ろくすっぽ口をきいてくれない。挙げ句に一人でさっさと眠ってしまった。
 何をやっても身体の熱は消え去りそうにもなく、剛史は仕方なくまたベッドルームに戻った。ベッドの端にそっと腰掛け、美奈恵の寝顔に見入る。

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