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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第3章 初夜。

 実は新幹線では今の彼と似たようなやきもきした想いを持て余していたのは美奈恵の方で、彼はぐっすりと寝入っていたのだが、そんなことを彼が知る由もない。
 まあ、何をしても大人しくなってくれそうにない俺の下半身はシャワーでもしながら、自分で宥めとくしかないか。
 美奈恵が聞けば、また顔を赤らめそうなことを考えつつ、彼は美奈恵の額にそっと軽い口づけを落としてから寝室を出た。

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