テキストサイズ

レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第3章 初夜。

 彼は美奈恵をトイレに連れていった。
「吐いたら楽になるから」
「でも」
 流石に剛史の前で吐くのは抵抗があるらしい。
「こんなときに恥ずかしいとか言ってる場合か? 俺のことなら、気にしなくて良いから」
 彼が言い終わらない前に、美奈恵はもう便器に向かって吐いていた。恥ずかしさよりも苦しさの方が勝ってしまったのだろう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ