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レンタル彼氏。~あなたがいるだけで~

第4章 逆らえない恋心

 今、剛史と美奈恵は二人並んでその懐かしい女坂を歩いていた。
「凄く不思議よね」
 美奈恵が呟くと、剛史が眼を瞠った。
「何が?」
「剛史とこうして女坂を歩くだなんて」
 剛史が笑う。
「まあ、俺は男だし、附小(附属小学校)までしかここは通ってないから、あんまり通ったことはないよな」

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